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塩尻市長選の投票率 低下歯止めへ奮闘

えんぱーくで市長選の投票を促しているペッパー
 任期満了に伴う塩尻市長選挙(16日告示、23日投開票)は、投票率の向上が課題となっている。平成26年の前回選の投票率は過去最低の40・36%となっており、その後に行われた27年の市議会議員選挙でも52・81%と低迷した。国政選挙や知事選でも塩尻市の投票率は低く、有権者の政治への参画意識を高める論戦や取り組みが求められている。
 市長選の投票率は、平成2年に77・82%で初めて80%を割り、その後2回の無投票を挟み、直近の4回も低下の一途をたどっている。新人4人が立候補した14年の選挙では62・36%、いずれも現職と新人の一騎打ちとなった18年は55・80%、22年は49・19%、26年は40・36%となった。直近の市議会議員選挙(27年4月)の投票率も52・81%で、5割を切りかねない状況になっており、市政への関心の低下がうかがわれる。  前回の市長選では、吉田地区の投票率が30・39%と最も低く、次いで広丘地区が33・94%、高出地区が34・17%だった。生活圏が松本市に近い市の北部で投票率の低下が顕著になっている。  市選挙管理委員会は市長選に向け、投票日を告知するのぼり旗を通常の40~50本から130本に増やした。今後は保育園や小中学校などにも旗を立てて、「保護者らの関心を高めたい」としている。1日には人型ロボットの「Pepper(ペッパー)」を「投票率向上係長」に任命し、市民交流センター・えんぱーくに設置し、PRに役立てている。  選管事務局は18日朝からJR塩尻駅や広丘駅で、候補者の氏名や経歴、政見などを記載した選挙公報を通勤客に配り、投票を呼び掛ける。池田光宏選管事務局長は「選挙公報が新聞に折り込まれるのは最短で20日になるため、一日でも早く多くの人に届けたい。内容をよく見て投票につなげてほしい」と話している。

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