地域の話題

松糸道 県に再調査要望へ 安曇野 Bルート案反対相次ぐ

 県が計画する地域高規格道路・松本糸魚川連絡道路のうち、安曇野市明科の三川合流地点を迂回する新設区間のルート案(Bルート)について市は11日、沿線住民の意見を集約する会を開いた。従来と同様にBルート撤回を求める声が相次いだ。市は「Bルートありきではなく(三川合流地点を横断する)Aルートを含めた再調査、検討」を年内にも県に要望する考えだ。

 市は平成23年、28年の地元説明会で出された約110件の意見を分類し「住環境に配慮したルートを」「農地への影響をできる限り低減する計画に」「道路の必要性と整備効果の丁寧な説明を」などと集約した。意見集約会では、これに付け加えるべき意見などを集めた。
 明科支所で開いた昼の部には約30人が参加した。「Bルートは絶対反対」という根強い意見に加え「災害対策の観点からも計画を見直すべき」「互いに意見を出し合って検討を進めるのが最も早い」といった意見が出た。
 市都市建設部の横山正部長は、計画に対する地元住民の疑問に県から明確な答えがないことで「県と地域の間の溝が深まった」と指摘した。市と県の意思疎通も若干少なかったかもしれないとし「今後は市も関わる中で、地域の声をきちんと伝える仕組みをつくりたい」と述べた。県に対して、市や地元住民とも相談しながらルートの選定を進めることも要望する考えだ。
 県は、Bルートの計画を進める姿勢は変えていない。ただ、県安曇野建設事務所は「市から要望が出れば真摯に受け止めて考えたい」としている。