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敬老の日 松本の飴いかが 老舗3店が相互販売

 江戸時代に創業し、松本市内で今も営業する山屋御飴所=大手2、飯田屋飴店=同、新橋屋飴店=新橋3=の老舗3店が、かつては生産量日本一を誇り、近年は土産品などとして注目を集める松本の飴を共同でPRする「松本飴プロジェクト」を始めた。第1弾として、敬老の日に飴をお年寄りに贈る風習を起こそうと、各店の名物飴を相互販売している。

 3店は創業以来、米と麦芽を主原料にした「米飴」を使った飴菓子を看板商品とする点で共通している。最近は雑誌などで紹介され、素朴な味わいを求めて県外から買い求める人も増えている。同じ米飴を得意とすることからライバル関係にもあったが、松本の飴を愛する気持ちは同じだと、初めて3店で連携することになった。
 第1弾として、引っ張ると伸びることに掛け、長寿を願って敬老の日に飴を贈るキャンペーンを3店で行う。歯に付きにくい落花生入りの飴を選び、17日まで相互に販売する。バレンタインデーのチョコ、節分の恵方巻きのように「敬老の日には飴」の風習を松本から生み出したい考えだ。
 今後は松本飴プロジェクトとして、新しい飴を共同開発することを検討している。山屋御飴所13代目の太田喜久さん(56)は「老舗が3店も残る地方都市は珍しい。協力して松本の飴文化をさらに深めたい」と意気込む。
 問い合わせは、山屋御飴所(電話0263・32・4848)、飯田屋飴店(電話0263・32・1983)、新橋屋飴店(電話0263・32・1029)へ。

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