政治・経済

松本市がゾーン30の区域拡大へ 寿小・菅野小周辺を追加

通行車両の速度を規制し、歩行者の安全を守る生活道路の「ゾーン30」(筑摩1)。寿や菅野の小学校周辺にも拡大される
 松本市で、生活道路の歩行者の安全な通行確保を目的に、区域を定めて最高時速30キロの速度規制と通行抑制をする対策「ゾーン30」の区域が本年度、拡大される。現在は5地区だが、寿と菅野の両小学校周辺2地区が追加指定され、7地区となる見通しだ。
 10日の市議会9月定例会一般質問で、井口司朗氏(開明)が交通事故防止のための「ゾーン30」の整備状況を尋ね、小出光男建設部長が「子供や高齢者を含む歩行者の安全確保を進めていく」と述べ、明らかにした。  ゾーン30は、学校や高齢者施設周辺にある車道幅5・5メートル未満が目安となる生活道路で、地元町会の要望を受けるなどした市が警察と協議し、公安委員会が許可して実現する。事故発生時の致死率が高まる上限が時速30キロだという。規制標識の設置とともに市が補助標識とカラー舗装などの路面標示をする。  平成25年度に梓川小がある梓川地区、筑摩小がある庄内地区で初めて指定され、26年度に中心市街地の流入車両抑制のために中町・中央地区が、27年度に旭町小(旭町地区)、29年度に鎌田小(鎌田地区)がそれぞれ指定された。鎌田地区では規制標識の設置が完了し、市が本年度に周知のための道路整備をする。  市交通安全・都市交通課によると、これまでの設置区域内で死亡事故は発生しておらず、「一定の効果がある」。住民主導で交通安全意識も高まり、近藤潔課長は「子供たちや生活を守りたいという意識を持ってもらうことが大事」としている。

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