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北海道大地震から空路復旧 松本着の乗客ら揺れの恐怖まざまざ

県営松本空港に着いた札幌線の乗客たち(7日午後4時20分)

 最大震度7の北海道の地震で閉鎖されていた新千歳空港の運航が7日再開し、前日欠航した県営松本空港の定期便・札幌線1往復2便も運航した。午後4時すぎに新千歳からの便が松本に到着すると、安否を心配した家族たちが乗客を出迎えた。観光や仕事で北海道を訪れていた乗客はやや疲れた表情でロビーに姿を見せ、予期せぬ6日未明の大地震に遭遇した瞬間などをこわごわと振り返った。

 「揺れが強く本当に怖かった。何はともあれ、帰ってくることができてほっとしている」。松本市浅間温泉1の旅館業・石川真一さん(35)はそう語った。観光で道内に滞在し、6日に帰る予定だったが、札幌市内のホテルに足止めされ「(6日未明は)停電で市街地が真っ暗で恐怖を感じた」と語った。
 生後5カ月の長男と一緒に道内を家族旅行していた松本市桐2の医師・神戸直哉さん(32)も札幌市内のホテルで激しい揺れを体感した。6日朝は物流が途絶えて市内が混乱していたといい「コンビニエンスストアに20分くらい並び、やっとの思いでパンやおにぎりを買うことができた」と話し、妻の友紀さん(30)は「子供を連れていたので不安だったけれど、無事で良かった」と安どしていた。
 安曇野市穂高の会社員・丸山あけみさん(47)は出張中に千歳市内のホテルで地震に遭った。6日夜は近くの事業所の床に毛布を敷いて泊まった。「床に寝たので体が痛い。事業所に備蓄してあった非常食でなんとか過ごすことができた」と振り返った。同僚の西畑章則さん(47)=諏訪市=は「ほとんど眠っていない。お土産を買うこともできなかった」と疲れた表情で語った。
 フジドリームエアラインズによると、運航が再開した7日の松本発便には26人、松本着便には64人が搭乗した。仕事で来ていた松本から北海道へ向かった千歳市のカメラマン・王杉さん(40)は「11日まで松本にいる予定だったが、家族が心配なので急きょ帰ることにした」と話していた。

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