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旧松高校舎 台風で柱損傷

 台風21号の影響で松本市県3の国重要文化財・旧松本高校校舎(あがたの森文化会館)が被災し、損傷していたことが7日までに分かった。強風により、耐震補強工事中の講堂の軒から意匠(飾り)が落下し、足場の鉄骨が横倒しになって柱などを損傷した。市は文化庁や県などと協議し今後修理を進める。電気設備も故障したため現在は本館を休館としており、一般の利用ができなくなっている。

 市生涯学習課によると、先月から耐震補強工事を行っている講堂は4日午後5時半ころ、壁沿いに組まれていた足場の一部(高さ約6㍍)が横倒しになった。音で現場作業員が気が付いた。軒の銅板部分がめくれたり柱に傷が付いたりしたほか、正面入り口付近の軒に取り付けられていた木製の意匠(高さ43㌢、幅103㌢)が落下した。県教育委員会を通じて文化庁に報告しており、「現在は関係機関と協議しながら修理に向けた準備を進めている」(同課)という。
 本館では15~20㌢大の屋根瓦が6片ほど落下しているのが見つかったものの、被害状況はまだ正確に把握されていない。ヒマラヤスギの幹や枝が電柱に落下したことに伴い4日午後7時から停電が続いているため、あがたの森図書館を含む本館全体を当面休館とした。復旧の見通しはまだ立っていない。一般利用の再開時には市ホームページで周知する。