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東京五輪聖火 招致へ 安曇野 56年ぶり再来も

 安曇野市の宮澤宗弘市長は3日、市議会9月定例会の開会あいさつで、2年後の東京五輪聖火リレーのルートに市内を含めるように県へ要望する考えを示した。昭和39年の東京五輪でも聖火ランナーが豊科の国道147号を走り、沿道に大勢の人が詰め掛けた。もし安曇野市がルートに入れば夏季五輪としては56年ぶり2回目の聖火リレーで、世代を超えた盛り上がりが予想される。

 聖火リレーは、2020年3月26日~7月24日の121日間で全国の都道府県を巡る。県内は4月2~3日に群馬側から岐阜側へ通過する予定で、県の実行委員会が現在、コース選考に向け市町村の意向調査をしている。宮澤市長は「スポーツ振興に対する一体感の醸成を高めるとともに、オーストリアのホストタウン事業に力を入れているので、ぜひとも市内での実施を希望したい」と述べた。
 市などによると、昭和39年の東京五輪では、細萱の洲波神社から松本市境の梓橋まで23人の高校生ランナーが聖火をつなぎ、地域住民による800鉢の花がコースを彩った。国道147号に面した豊科商店街では「歓迎聖火」の横断幕が掲げられ、大勢の人が沿道を埋め尽くす様子が当時の写真に映っている。
 コースは1市町村当たり2~2・5キロで十数人のランナーが聖火をつなぐ。市は県実行委に対し、実施意向と併せて走行ルートやセレモニーの企画案も出す。市生涯学習課の担当者は「ホストタウンはアピールポイントになる。安曇野の特徴を出せれば」と話す。
 全国の聖火リレーのルートは来年の夏頃に組織委員会が公表する。