政治・経済

塩尻市長選 熱帯びる前哨戦 現職は組織 新人「草の根」で

 16日告示、23日投開票の塩尻市長選挙は、ともに無所属で5選を目指す現職の小口利幸氏(67)=塩尻町=と、新人の元塩尻市議会議員・平間正治氏(64)=大門田川町=による前哨戦が活発に繰り広げられている。小口氏は市内全10地区での市政報告会を終え、平間氏も地元の大門地区から草の根で他地区に浸透を図っている。

 小口氏の後援会は支部組織を生かし、8月に全10地区で市政報告会を開き計1000人余が集まった。一方、平間氏の後援会は支部を設けず、各地区の支援者らと「1日200軒」を目標にあいさつ回りをしている。
 小口氏の事務所では3日、数人が後援会の入会案内や選挙公約のリーフレットの送付作業に精を出していた。「今後は入会の声掛けをして1枚でも多く回収したい」とする。昼休みに訪れて打ち合わせをした小口氏は「報告会には多くの人に来てもらったが、選挙ムードが高まっていない。それが有利に働くのかわからない」と警戒する。後援会幹部は「小口氏が初当選した時、組織力のある相手陣営は油断していなかったはず。そのことを忘れてはいけない」と引き締める。
 平間氏の事務所では「ビラなどを配る時には、野球仲間や友人など20人くらいがすぐ集まる」。8月19日に大門地区で開いた活動報告会には約240人が、2日に吉田地区で開いた市民団体主催の集会には約50人が集まった。大門地区を皮切りに、現在は広丘の郷原区であいさつ回りをしており、「多選批判をよく聞く。長期政権に批判的な人たちが支援に加わってきてくれている」と手応えを話し、今週からは朝の通勤時間帯に道路沿いに立ち、多くの有権者にアピールする。