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松川出身のグラフィックデザイナー 渡辺明日香さん里帰り展

味のある色味が楽しめる渡辺さんの作品

 松川村出身のグラフィックデザイナー・渡辺明日香さん(33)=東京都千代田区=の作品展が1日、村すずの音ホール村民ギャラリーで始まった。渡辺さんが故郷で作品展を開くのは初めてで、大勢の来場を呼び掛けている。29日まで。

 12点が展示されている。幾何学模様を組み合わせたデザインが多く、一色刷りを繰り返して色を表現する「リソグラフ印刷」という専用の印刷機を使った技術で仕上げた。ピンクや黄色、青など主に3、4色を重ねて色のバリエーションを増やして表現している。かすれで色のグラデーションも表現しており、味のある作品ばかりだ。渡辺さんは「色彩設計が大変だった」と振り返り、思うように刷り上がらず試し刷りを繰り返したという。
 渡辺さんは松川小学校、松川中学校、大町高校(現大町岳陽高校)から多摩美術大学(東京都)に進み、卒業後はグラフィックデザイナーとして歩む。「デザインはもちろんだが、印刷も作品に近寄ってじっくり楽しんでもらいたい」と話している。
 村にゆかりのある芸術家の作品発表の機会として続けられている「ちっちゃいあーと展」の一環で開かれている。村公民館の丸山明貴子係長は「県外で活躍する地元出身者の作品をぜひ見に来てほしい」と話している。
 入場無料。午前8時半~午後9時半(火曜のみ午後5時15分)。