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OMF成熟の調べ 聴衆包む オケ公演B 秋山さん指揮

 国際音楽祭セイジ・オザワ松本フェスティバル(OMF)のオーケストラコンサートBプログラムが31日、松本市水汲のキッセイ文化ホールで開かれた。総監督の小澤征爾さんとともにサイトウ・キネン・オーケストラ(SKO)を立ち上げた指揮者の秋山和慶さん(77)が14年ぶりに客演し、フランス作品を集めたプログラムでSKOの華やかなハーモニーを導いた。
 日本では演奏機会が少ないというイベールの「祝典序曲」や有名なラベルの「ボレロ」など多彩にそろえた。サンサーンスの交響曲第3番「オルガン付き」では、躍動感あふれる旋律と円熟のソロ演奏とのコントラストが効いた「祈りの音楽のよう」(秋山さん)という成熟したハーモニーを響かせ、1852人の聴衆から惜しみない拍手が送られた。
 ほぼ毎年OMFに足を運ぶ名古屋市の団体職員・山本義明さん(51)は「秋山さんはきっちりと音を積み重ねる感じで、若い人や小澤さんともまた違ってよかった」と話した。
 公演前にはオーケストラメンバーらがインターネット電話を介し、胸椎圧迫骨折のため都内で静養中の小澤さんから激励を受けたという。