政治・経済

札幌丘珠線の搭乗率 目標値超える65・1%に

 8月8日に就航した県営松本空港と札幌丘珠空港(札幌市)を結ぶ新路線「札幌丘珠線」が31日、今季の運航を終了した。速報値で搭乗率(提供座席数に占める搭乗者数の割合)は65・1%となり、運航会社のフジドリームエアラインズ(FDA、静岡市)が目標に掲げた65%を上回った。既存の札幌新千歳線を合わせると、札幌線全体の搭乗者数は昨年同期より2463人増え、1・7倍となった。県は夏季の札幌線に需要があるとみて、来季も丘珠線の運航を継続するようFDAに求める方針だ。

 札幌新千歳線の8月の搭乗率が9割を超える状態が続き、県や松本市が要請していた夏季増便に運航するFDAが応えて実現した。新千歳線の8月8~31日の搭乗率は87・2%で、丘珠線が加わったにもかかわらず利用者は減らなかった。
 県松本空港利活用・国際化推進室の中村宏平室長は「需要があることが証明された」と結果を受け止める。県は今後、来季の丘珠線運航の継続とともに期間拡大もFDAに要望していく。
 FDA広報は「地元の応援があって目標値を達成できた。利用状況をみて今後の運航計画を検討していきたい」としている。
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 日本航空グループのジェイエアが、県営松本空港―大阪国際(伊丹)空港間で8月の1カ月間運航した季節便・大阪線も31日に今季の運航を終了した。運航5年目の今季の搭乗率は速報値で80・0%と前年度を0・7ポイント上回り、通年化を目指す県が今季の目標に掲げた80%を上回った。
 大阪線については、中信地区の市町村などでつくる信州まつもと空港地元利用促進協議会が中心となってPR活動を強化していた。目標達成を受けて県松本空港利活用・国際化推進室は「運航期間延長への弾みとなる。今後も利用促進に努めていきたい」としている。