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特別支援学校生が演奏に感激 OMF子どものための音楽会特別篇

 松本市で開催中の国際音楽祭セイジ・オザワ松本フェスティバル(OMF)で、県内の特別支援学校を対象にした初めての教育プログラム「子どものための音楽会特別篇」が31日、まつもと市民芸術館で開かれた。県内のろう学校、盲学校、養護学校など計6校の児童生徒154人と引率の教諭らが参加し、オーケストラ公演にも出演する全盲のジャズピアニスト、マーカス・ロバーツさん率いるトリオの生演奏を楽しんだ。

 メンバーはトークを交えて「聖者の行進」などのジャズナンバーを7曲披露し、子供たちは体を揺らしたり、声を発したりしながら自由に音楽に親しんだ。2拍目と4拍目を強調するジャズの手拍子を教わり、演奏に合わせて全員でリズムを刻むなど盛り上がった。
 ロバーツさんが自分と同じく障害のある子供たちに向けて「今日聴いてきた音楽は、たくさんの困難を乗り越えた人たちが作ったもの。僕たちも毎日頑張らなければ」と激励する一幕もあった。
 県松本盲学校中学部3年生の大澤紅珠子さん(15)は「生で聴いたジャズは格好良かった。(ロバーツさんの)言葉も心に響いた」と笑顔だった。県松本ろう学校小学部4年生・川上恭佑君(9)は「ベースはいろいろな弾き方があってすごいなと思った」と感心していた。
 この日の音楽会は、会場を明るい場所に設定したり途中退室や客席での発声を可能にしたり、学校の要望に沿って子供たちが気兼ねなく参加できるように配慮して開かれた。