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郷土の地下水 大切さ学ぶ 豊科南中で出前授業

 安曇野市内の全ての上水道の水源である地下水の大切さを学ぼうと、豊科南中学校(三尾浩幸校長)の2年生約120人が31日、市の出前授業を受けた。地下水を保全することの重要性や、地下水位が徐々に低下している現状を学び、自分たちにできる節水について思いを巡らせた。

 市の環境課と上下水道課の職員が講師を務め、安曇野の地下水は水量が豊富で水質が良く、価値の高い水だと伝えた。「生活全般に利用される水道水が100%地下水である都市は全国的に珍しい」とも紹介した。
 限りある資源であることも強調し、職員が「山に降り注いだ雨水が地下に染み込んで安曇平まで届くのに約10年かかる」と話すと、生徒たちから驚きの声が上がった。地下水の水量には水を染み込ませる水田が大きく関わっていて、耕作面積の減少が水位の低下につながっているとも教わった。
 授業を受けた渡邊美央さん(13)は「生活で使う水は安曇野市の外も全て地下水だと思っていた。シャワーをこまめに止めるなどして節水を心掛けたい」と話していた。
 安曇野市が参加する環境省の「ウォータープロジェクト」を通じて招いた総合水回りメーカー・TOTOの社員も講師を務め、水を無駄にしないための製品の工夫などを紹介した。