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サンマ豊漁で求めやすく 入荷が本格化

 松本市公設地方卸売市場でサンマの入荷が本格化してきた。ここ数年は不漁が続き高値が続いていたが、今年は8月の国内の水揚げが前年の5割増の9850トンと一昔前の水準に回復し、サイズも昨年よりも一回り大きくなっている。スーパーマーケットなどの小売価格は1尾100円程度と前年の半分ほどになっており、今年は秋の味覚を手ごろに味わえそうだ。

 市公設地方卸売市場内のマルイチ産商松本支社では、今月初旬にサンマの入荷が始まり、ロシア沖で漁獲され北海道で水揚げされたものを中心に徐々に入荷が増えてきた。今後は東北で水揚げされたものも加わり、9月中旬には入荷のピークを迎えるという。平均的な重さは1尾130グラムと昨年よりも、15グラム前後重くなっている。同支社鮮魚課の若林泰雄課長は「脂ののりも申し分ない。お求めやすい価格になっているので、たくさん味わってほしい」と話している。
 水産庁がまとめた本年度のサンマ長期漁海況予報によると、原因は不明なものの日本の沖合には今年、昨年を上回る魚群があり、潮流もサンマが近海に来遊しやすい環境になっている。ただ同庁は「サンマの資源動向は減少が続いている。今年の増加は一時的なものである可能性もある」と分析している。