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安曇野のリサイクルセンター 事業系紙ごみ受け入れへ

 安曇野市は10月から資源ごみの出し方を一部変更する。これまで一般家庭しか利用できなかったリサイクルセンターを、紙類に限り店舗や企業も持ち込めるようにするほか、粗大ごみの扱いとしていた大きな木くずや木製品を火力発電の燃料として新たに受け入れる方針だ。増加している事業所のごみ(事業系ごみ)の排出量を抑制し、野焼きによる苦情を減らすことにつなげる。

 リサイクルセンターは豊科、穂高、明科の3カ所で、缶やプラスチック類、木くずなどさまざまな資源ごみを土・日曜を中心に受け入れている。10月からは一般家庭に加え、事業所も自ら運搬すれば新聞紙、段ボール、雑誌・雑紙をセンターに出せるようになる。
 木くずは、個人が剪定した庭木などの小さな枝(太さ8センチ以下)に限り無料で受け入れていたが、10月以降はそれ以上に大きな木くずや木製の椅子、机などの家具も「サーマルリサイクル」として5キロ当たり100円(税別)で受け入れる。造園業者や果樹農家も持ち込める。市は年間60トンの受け入れを見込み、受け入れ場所の豊科リサイクルセンター内に約900平方メートルの保管場所を新設した。
 ごみの資源化を強化する背景には事業系ごみの増加がある。穂高クリーンセンターが受け入れる安曇野を含む6市町村の事業系ごみ(可燃と不燃)は昨年度1万4465トンで3年間で7・6%増加した。可燃ごみには段ボールなどが少なからず含まれているという。
 木くずの野焼きによる煙や臭いで市に寄せられる苦情も絶えない。市廃棄物対策課は「分別して出せば、事業所にとっても可燃ごみの運搬委託費を節減できる。焼却に頼らない処理方法を考えてほしい」とし、協力を呼びかけている。