地域の話題

発酵のまち・木曽に新キャラ誕生

 「発酵のまち」を掲げる木曽町に、新たなイメージキャラクターが誕生した。赤カブ菜を乳酸発酵させた無塩の漬物・すんき作りに重要な役割を果たす乳酸菌4種類で、イラストは、「もやしもん」などで知られる人気漫画家・石川雅之さんが手掛けた。町の担当者は「親しみやすいキャラとなった。色で菌の特徴や町の文化も表現した。『乳酸菌が住む町・木曽』への新たな切り口になるのでは」と期待している。

 町が学術提携している東京農業大学(東京都)の研究者を通じて出版社に依頼した。石川さんに依頼する際には、菌の写真とともに、同大学教授で町地域資源研究所長を務める岡田早苗さんが四つの菌の特長を添えた。
 石川さんのデザインに町の担当者が色を加えた。四つの菌の特長を4色で表現した。すんき作りの1日目に発生する高温性のタイプの二つの菌を暖色に、2日目以降によく育つ中温性の二つの菌を寒色で色分けした。すんきのうまみを作る重要な役割を担う「ファーメンタム菌」は華やかなピンク色、味を調える役割を担う「パラブフネリ菌」は、落ち着いた中高年齢世代をイメージした紫色だ。
 キャラクター作りは、町が進める「発酵のまちの情報発信事業」の一環で、県の地域発元気づくり支援金を活用した。事業の第1弾として、キャラクターを配した4種類ののぼり計200本も完成した。「はっこうのがっこう」「蔵開き」といったイベント会場に掲げられるほか、町内の酒蔵や糀店にも配布し、活用してもらう。チラシや冊子、動画も順次作る計画だ。