政治・経済

内環状北線 模型で紹介
 松本市は、松本城南側で用地買収を進めている都市計画道路・内環状北線の拡幅改良事業で、整備の完成形をイメージした模型を作り、29日に市立博物館のロビーで一般公開を始めた。現在は国道19号方面への一方通行だが、拡幅整備によって片側2車線となって車や人の流れが変わることや、イベント利用が可能な広い歩道などを全体的な視点で確かめることができる。

 内環状北線整備は大手2~松本城交差点間の約280㍍区間が対象で、現在7㍍の幅員を31㍍に広げて両側に歩道を設ける。平成34年度末の事業完了が目標になっている。
 模型は実物の200分の1(車は150分の1)の大きさで、市から内環状北線整備に関連する景観検討の委託を受けた専門業者が作った。最終的な景観のあり方は、市景観審議会に諮りながら検討を重ねてきた。
 整備区間で特徴的なのは北側歩道で、市民や観光客の憩いの場とするために幅員を最大で9・5㍍にする。イベント時にオープンカフェなどが設けられるよう、給排水の設備も整える。松本城天守や北アルプスなど景色を楽しめるよう、「視点場」を2カ所設けてベンチを設置する。歩道と外堀の境には桜を植えて並木にする。
 内環状北線整備の用地買収率は29年度末時点で60・6%で、市は本年度末までに70%にすることを目標にしている。市城下町整備本部は「市民が集える場所を設置するのが大きな特徴なので、(模型を見て)そういうところを感じていただければ」としている。
 模型は9月7日まで展示されている。観覧無料。市立博物館での展示後は、市役所東庁舎入り口付近での展示を予定している。