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洗練の音色で聴衆魅了 OMFのオーケストラ公演始まる

 今夏の国際音楽祭セイジ・オザワ松本フェスティバル(OMF)の柱となるオーケストラ公演が26日、松本市水汲のキッセイ文化ホールで始まった。Aプログラムとしてベネズエラ出身の指揮者ディエゴ・マテウスさん(34)のタクトに合わせてサイトウ・キネン・オーケストラ(SKO)が洗練されたハーモニーを紡ぎ、会場を埋めた1978人を魅了した。

 プロコフィエフの交響曲第1番「古典交響曲」の軽やかな調べに続き、指揮者なしでバイオリン、チェロ、オーボエ、ファゴットの躍動的な独奏が光るハイドンの協奏交響曲変ロ長調を披露した。
 マテウスさんが得意とするチャイコフスキーの交響曲第5番では、弦楽器の美しい音色や管楽器の力強さを導き、壮大なスケールの演奏で聴衆を圧倒した。華々しくフィナーレを飾ると、しばらく称賛の拍手が鳴り止まなかった。
 大町市の公務員・清水良司さん(49)は「地元で一流の演奏を聴けるのはうれしいこと。チャイコフスキーの盛り上がりがすごかった」と絶賛していた。
 マテウスさんはOMFの前身時代を含めて3回目の客演となった。公演に続くウエルカムパーティーであいさつし、「松本の皆さんは素晴らしいフェスティバル、素晴らしいオーケストラがあることを誇りに思ってほしい」と述べた。オーケストラ公演は31日と9月2日にもある。