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山雅、再昇格へ視界良好 J2リーグ戦残り3分の1

 サッカーJ2は今季リーグ戦の3分の2を終え、3年ぶりのJ1復帰を目指す松本山雅FCは首位でリーグ終盤戦を迎える。2位大分と3位町田との勝ち点差をともに6まで離しており、J1自動昇格に向けて視界良好だ。しかし、残りはまだ14試合あり、予断は許さない。これまでの戦いを振り返り、後半戦を展望する。

 山雅の28試合終了時点の戦績は16勝8分け4敗の勝ち点56だ。J2が22チーム制になった平成24年以降の過去7年間、この時点での首位チームはいずれもJ2優勝してJ1昇格を果たしている。山雅の今季42得点はJ2リーグ6番目にとどまるが、25失点は最も少ない。得失点差がプラス17であることも今後の昇格レースで優位になる。
 今季の戦績は、ホームで10勝2分け1敗と大きく勝ち越しているのが特徴だ。序盤の6試合は会場がいずれも県外で思うように勝てず、一時は20位まで落ちた。アルウィン開幕戦となった4月1日の大宮戦で3―2と初勝利を挙げ、「大きかった。ホームで勝てないとJ1に上がれない」と反町康治監督は振り返る。ここから右肩上がりに順位を上げ、後半戦最初の第22節新潟戦に勝ち、首位に立った。J1から降格してきた強豪・大宮をホームで迎え撃ち勝利したことが、その後の勢いをもたらした。
 山雅がJ1に初めて昇格を決めた26年シーズンの28節時点での戦績は17勝7分け4敗、45得点、23失点だった。今季はそれに及ばないが、無失点ゲームが13試合と2試合多く、守備の堅さが分かる。今季、対戦相手から浴びたシュートは242本で、リーグ13番目と決して少なくない。それでもゴール前で体を投げ出すなどして防ぎ、リーグ最少失点につなげた。反町監督は「選手の勝つための執着心が結果につながっている」と分析する。
 残り14試合は、ホームが8試合、アウェーが6試合だ。まずは上位につける18日の町田、25日の横浜FCとのホーム2連戦を勝利で飾り、首位の座を確かなものにしたい。

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