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陶芸家の記録 18日に上映 洗馬焼ゆかりの人登場

 塩尻市洗馬の歴史や文化を守り育てる市民グループ「洗馬焼保存会」は18日、地元にゆかりのある陶工や焼き物の産地を取材した昭和58年の記録映像を本洗馬歴史の里資料館で上映する。保存会の事務局で美術科教諭の小林研一さん(63)が、当時勤務していた塩尻西部中学校の生徒たちと製作し、校内で一度だけ上映した幻の8ミリフィルムだ。今は亡き陶芸家たちの貴重なインタビューが35年ぶりによみがえる。

 小林さんが担当教諭をしていた西部中のクラブ活動「洗馬焼クラブ」が学園祭で上映するために製作した。上映は一度きりでその後8ミリフィルムはしまわれていたが、小林さんが手持ちのフィルムをDVDに焼き直す過程で見つかったという。
 映像には「入道焼」で知られる片丘出身の陶芸家・田中五左衛門の孫の武麿さんや、洗馬の「上條窯」の窯元の子孫・上條卯太郎さん、松本市浅間温泉で作陶した篠田義一さんらが登場する。多くは既に物故者だ。地元を代表する陶工・奥田信斎の故郷、信楽(滋賀県)を訪ねた"番外編"もある。
 洗馬焼保存会が資料館で開いている陶芸教室「洗馬焼ワークショップ」の作品発表会に合わせて上映する。小林さんは「今は亡き方たちの生前の肉声を収めた貴重な記録。多くの人に見てほしい」と話している。
 午前10時からで一般参加者は入館料150円が必要。受講者の作品を鑑賞した後、映像を上映する。

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