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新科学館 体験型を提言へ

 松本市教育文化センター(里山辺)を宇宙と科学に特化した科学館に再整備する構想で、有識者らでつくる新科学館基本構想策定委員会は10日、センターで最終会合を開き、基本構想策定に向けた提言書を取りまとめた。プラネタリウムや各種展示物などを使った「体験型の科学展示」により、子供から大人までが科学の楽しさを感じられる施設とする方向性を盛り込んだ。

 新科学館は老朽化した教育文化センター(鉄筋コンクリート3階建て延べ約4100平方㍍)の建物を生かしながら改修・再整備する。
 提言書の想定では、2階を展示フロアとし、さらに展示ゾーンと研究発表などを行うゾーンに分ける。展示ゾーンはプラネタリウムや、宇宙、天文、力学や電磁気学、地域の自然などに関する各種展示物を配置する。研究発表などのゾーンでは、夏休み自由研究の支援や発表、科学原理を学べる教室やサイエンスショーなどを実施するとしている。1階は事務室など、3階はホールや会議室などを配置するほか、屋上は天体観測スペースを新設する。
 今後、細部を調整して市に提言する。市は提言を受け、年度内に基本構想の策定を目指す。平成31年度に基本計画策定などを行い、33年度以降に施工して35年度の開館を目指す。会合で、委員長の三澤透信州大学総合人間科学系(全学教育機構)准教授は「将来的に(科学に親しむ)子供たちが教育文化センター(新科学館)から育っていくのが一つのゴール」と述べた。