政治・経済

塩尻市長選に立候補予定2氏の政策出そろう

 9月の塩尻市長選挙に出馬を表明している現職の小口利幸氏(66)=塩尻町=と、新人の元市議会議員・平間正治氏(64)=大門田川町=の選挙に向けた主な政策が8日までに出そろった。小口氏は引き続き「子育てしたくなる街日本一」を掲げ、平間氏は「少子高齢化+人口減少時代に対応したまちづくり」を訴えるが、明確な対立軸は見えにくく、有権者に対する分かりやすい説明が求められる。

 子育て関連では、両氏とも産科医療の確保を目指すとしている。ただ、松本広域圏で連携した産科医療体制が構築されている中で、その難しさは両氏とも理解しており、共に高いハードルを掲げた。
 産業分野では、小口氏がワイン振興や信州Fパワープロジェクトの木質バイオマス発電所の稼働支援や林業再生を掲げている。平間氏は地元企業の受注拡大に向けた入札契約制度の改善や、女性の活躍の場の創出を含め、若者の働く場の確保を第一に掲げた。
 街づくりについては、小口氏が広丘駅周辺開発や塩尻駅北地区の整備の加速、都市計画道路の延伸など、現在の施策に沿った内容となっている。平間氏は市内の周辺地域と中心部を結ぶ直行バスの運行や、支所職員の増員などによる機能の充実を図るとしている。
 医療・福祉分野では、小口氏が「健康ポイント制度」を新たに提案した。運動に対して健康ポイントを付与し、地域通貨と交換できる仕組みで市民の健康増進を図る。平間氏は開業医の高齢化を問題視し、地域医療の確保に向けて対策に取り組むとしている。妊婦が利用できるサポートタクシーの開設も掲げた