地域の話題

穂高ゴルフセンター 来月閉場 地域のサロン 惜しむ声も

 安曇野市穂高の広域農道沿いにあるゴルフ練習場「穂高ゴルフセンター」が、9月17日の営業をもって閉場する。昭和49年創業の地元では草分け的な打ちっ放しだった。コーヒーや麦茶が無料で飲めるラウンジは地域住民の交流と憩いの場にもなっていて、長年通った愛好者たちが寂しさを募らせている。

 運営する金属加工の穂高通信工業(矢田竜也社長)が土地の売却を決めた。ゴルフ人口の減少や施設の老朽化で維持が難しくなり、以前に閉場の話が持ち上がった時は、常連客たちが「閉めないで」と懇願したという。
 ラウンジはゴルフの練習をしない人も集うサロン的な場だった。愛好者のグループは待ち合わせて練習をしてから、ゴルフ場へ向かった。常連客の高齢男性は「ラウンド後に再び寄って成績報告会を開くこともあった。ここが無くなると、今後どこへ行けばいいか」と寂しがる。
 現在17あるコンクリートの打席はかつて土だった。ボールを自分でセットする昔ながらのスタイルも愛された。一日に120人ほどが利用した時期もあるといい、広域農道の渋滞が語りぐさだ。
 穂高通信工業総務課の矢田任子さん(48)は、常連客が年2回ほど開く飲み会にも誘われたと言い「ゴルフの手ほどきも受けた。地域の人たちのいろいろな話が聞けて楽しかった」と振り返る。「残念だが感謝の気持ちでいっぱい」と話している。
 プリペイドカードの返金に応じており、9月18日以降は穂高通信工業(電話0263・82・3121)で受け付ける。問い合わせは穂高ゴルフセンター(電話080・2242・6148=午前10時~午後6時)へ。