地域の話題

大学生と開田の魅力探る 木曽の中学生がサマーキャンプ

 大学生と一緒に地元の魅力を探る「サマーキャンプ」が6日、木曽町開田高原で4日間の日程で始まった。「開田高原の魅力の再発見」をテーマに、慶応義塾大学の学生ら10人余りが開田中学校の生徒らと一緒に活動しながら、地域の問題の発見・解決まで探りたい考えだ。最終日には、活動成果を絵画にまとめる。

 サマースクールは一昨年に始まった。社会とのつながりの中で「教育」を考えている同大学の長谷部葉子研究室に所属する学生らが訪れ、一昨年は開田の魅力を英語で伝えるパンフレットを作製、昨夏は高原のPR動画を撮影した。
 初日は開田中学校で開いた。参加者は3グループに分かれ、漫画「ドラえもん」に登場する「秘密道具」をアイデアの糸口に、どんな開田高原が描けるかを考えた。「多くの観光客に訪れてほしい」と願ったグループは、話した内容を即座に音声翻訳する「翻訳コンニャク」を、熊など野生動物との交流に使うことで、人間との共存を願った。
 行きたい場所を思い浮かべて開けるとその場所に移動できる「どこでもドア」を御嶽山の噴火災害の避難や日常生活での通院などに活用するアイデアもあった。開田中3年・下畑つかささん(14)は「開田をより良くするために、いろんなことを楽しく考え出したい」と話していた。
 アフリカンペイントアーティストの上田祥玄さん(32)=東京都=が絵画指導に当たる。絵画は運動会などで使うテントに描く予定だ。キャンプリーダーを務める同大学2年・鳥居梓さん(22)=東京都=は「中学生からアイデアを引き出すのが学生の役割。異世代交流を通じて刺激をし合いながら学びを深めたい」と期待していた。