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シェアサイクル始動 安曇野で実証実験

 安曇野市内のステーションと呼ぶ駐輪場で自転車を借りたり、乗り捨てたりできる有料サービス事業「安曇野シェアサイクル」が始まった。市観光協会が滞在型観光の推進を目的に行う実証実験で、JR穂高駅、明科駅前など5カ所にステーションを設け、計20台の電動アシスト自転車を配備した。協会の丸山庄一会長は「将来はステーションを増設し、自転車も100台程度まで増やし、普及に努めたい」と意欲を見せる。

 本年度は10月まで実施する。シェアサイクルは借りた場所に返す必要はなく、どこで返してもいい。スマートフォンやパソコンで「HELLO CYCLING(ハローサイクリング)」のウェブサイトを検索し、会員登録すれば、誰でも使える。無人のステーションへ向かい、メールで届く暗証番号を自転車の操作パネルに入力すると開錠し、利用できる仕組みだ。
 5日に穂高駅前で事業の出発式があった。丸山会長は「安曇野には年間500万人を超える観光客が訪れるが、2次交通が不足している」と指摘し、安曇野らしい田園地帯や点在する観光地を柔軟に、ゆったり巡れる新サービスに期待した。宮澤宗弘市長らも出席し、テープカットをした後、早速、駅前で試走した。丸山会長は電動アシスト自転車の乗り心地について「まるで、こいでいないような感じで楽だ」と話していた。
 サービスの利用料金は15分100円、24時間で最大3000円。支払い方法はクレジットカード決済などとなる。ステーションは両駅のほか、国営アルプスあづみの公園堀金・穂高地区の中央口、旅館山のたこ平(穂高有明)、温泉入浴施設・安曇野しゃくなげの湯と農産物直売所・ビフ穂高との間(同)に設置した。