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塩尻・奈良井宿で歩行者用踏切の新設に着手

奈良井宿脇の線路沿いで始まった歩行者用踏切のためのスロープの設置工事
 塩尻市奈良井の奈良井宿脇を通るJR中央西線で、歩行者用踏切の新設に向けた接続道路の工事がこのほど始まった。踏切本体の工事は9月末ころに始まる予定で、来年2月末には使用できるようになる。
 線路に4カ所ある踏切のない公衆用道路「作馬道」を廃止して、宿場のほぼ中央の場所に幅2メートルの歩行者用踏切を新設する。現在は線路の東側に沿う形で幅1メートル、長さ30メートル(南側10メートル、北側20メートル)のスロープを建設している。線路西側は道路と線路の間にある水路の上に南北計22メートルのスロープを設置する計画になっている。  踏切のない作馬道は危険なため、観光客らの利用を禁止しているが、線路内に人が立ち入り特急列車が緊急停車することが後を絶たない。一方で、生活道路を分断する形で線路が敷設された歴史があり、作馬道の廃止は長年の懸案だった。市は平成29年度に踏切の新設工事を行う予定だったが、JR東海の内部調整に時間がかかり、本年度にずれ込んだ。 市の百瀬孝仁建設事業部長は「旧楢川村時代からの念願がようやく実現する。観光客が安心して安全に渡れるようになれば」と話している。