政治・経済

松本の和田西原住宅団地 宅地分譲が完了

宅地分譲地が完売したJKタウン。あちこちで住宅建設が進んでいる
 松本市との協定に基づいて県住宅供給公社が開発したJKタウン和田西原住宅団地(和田)で、宅地分譲が完了したことが1日、分かった。昨年4月に分譲単価を引き下げたことがきっかけとなり、この1年4カ月間で残る33区画が一気に売れた。平成18年度の分譲開始から12年余りを費やし、販売が低迷した時期を乗り越えての完売となった。
 県住宅供給公社によると、7月に最後の1区画で土地売買契約を結んだことで、全313区画の分譲が完了した。公社は「松本市や地元の協力もあってここまでくることができた」と感謝する。  29年度と30年度に販売が急速に進んだ最大の要因は分譲単価の引き下げで、単価引き下げ後のわずか半年間で24区画が売れた。本年度に入ってからも順調に問い合わせがあったという。来年10月に消費税率が引き上げられる見通しのため、公社は「土地を早めに買いたいという意識も働いた」とみている。  JKタウンの分譲は初年度に111区画を販売するなど当初は順調だったが、周辺の地価が下がる中でも分譲単価を見直さなかったことなどで販売が低迷し、28年度は過去最少の3区画しか売れなかった。市と公社が結んだ協定の販売計画期間を過ぎた場合、売れ残った区画は、市と地元の和田西原地区実行委員会が半分ずつ買い取る決まりだった。  30年3月31日としていた販売計画期限が迫る中、公社の提案を受けて分譲単価を初めて見直すことになり、29年4月に1平方メートル当たり平均で5000円値下げしたほか、販売計画期間も5年間延長した。残っていた33区画の分譲単価引き下げで生じた、当初販売価格との差額計約4000万円は、市と和田西原地区実行委員会が負担することになる。  市は公式ホームページでJKタウンが完売したことを伝えているが、耕地林務課は市民タイムスの取材に「市議会に報告する前なので詳しいことは言えない」としている。