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段ボール箱 勉強机に変身 塩尻児童館が考案

 塩尻市の塩尻児童館が、放課後児童クラブを利用する小学生のために、段ボール箱を活用した勉強机を考案した。これまでは宿題の時間に長机に大勢が並んですし詰め状態だったが、「段ボール机」を使えば間隔を空けて座れるようになるため、学習環境の向上が期待できる。

 同館は長期休暇中を含めて160人超の児童が利用登録をしている。宿題の時間はプレイルームを半分に区切って長机を並べていたが、一つの机に4人が並んで座らねばならず、肩が触れるくらいの狭さだったという。
 連日の暑さや、日中の利用が増える夏休みを迎えることから、職員らが対策として段ボール机を考えた。市販の箱では強度が足りなかったが、段ボール加工を手がける市内の企業の協力があり、試作を重ねて、内部に三角形に折り曲げた補強材を入れて解決した。補強用段ボールは企業が「子供たちに使ってほしい」と寄贈し、大人が座ってもつぶれない強度が確保できた。
 このほど3、4年生が補強用段ボールを三角形に折り曲げ、組み立て作業をした。4年生の丸山紗弥さんは「テープで貼る時にずれたりして難しかったけれど楽しかった。ちゃんと勉強したい」と話していた。
 120個を用意し、使用しない時は畳んで重ねられるため場所も取らないという。深澤伸吾館長は「部品を自分たちで作ったことで、大切に使う心も芽生えてくれたら」と期待していた。