政治・経済

大手平面駐車場建設進む

 松本市大手2の旧井上百貨店跡地で、市による松本城大手門駐車場・平面式駐車場の建設工事が着々と進んでいる。主に観光バスが利用する駐車場で、11月1日の利用開始が予定されている。西堀通りや六九商店街に面した立地を生かし、近年増加傾向にある外国人を含めて、松本城や中町通りなどを団体で訪れる観光客の新たな玄関口が誕生する。

 松本城二の丸内の市立博物館を大手門駐車場北棟敷地に移転させることに伴い、北棟敷地の平面式駐車場を直線距離で150㍍ほど西側の旧井上跡地に移す事業で、基礎工事が現在進んでいる。
 新たな平面式駐車場の面積は2530平方㍍で、現在の平面式駐車場より400平方㍍ほど広い。敷地がL字型に近い不整形をしているため、大型バスの収容台数は12台と変わらないが、現在のように縦列駐車ではなくなるので、出庫はスムーズになるという。
 新たな平面式駐車場には、1階がトイレの管理棟(鉄骨造2階建て、延べ床面積147平方㍍)と、六九商店街側から人が出入りできる屋根付きの休憩スペースを設ける。
 周辺に民家があることに配慮し、バスの乗務員が観光客の帰りを車内で待つことによるアイドリングを防ぐため、管理棟2階を乗務員休憩室にする。管理棟の外観は街並みと調和するよう、ダークグレーが基調の簡素な形状にする。外国人観光客が増えていることもあり、トイレは全て洋式にする。木を多く植えて季節感や周辺との調和に配慮する。
 平成29年度の平面式駐車場の利用台数は6240台で、前年度より2・2%増えた。外国人は台湾、タイ、中国などのアジアを中心に3・4%増の2387人が利用した。
 平面式駐車場の場所が変わることで、団体観光客の流れが変わることも予想される。市商工課は「どうやって中心市街地に誘導していくのかを検討する必要がある。しっかり考えたい」とする。