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松本マラソン定員割れ コース、制限時間に課題も

 松本市と塩尻市にまたがるコースで9月30日に行われるフルマラソン大会「第2回松本マラソン」の最終応募者数が9428人にとどまったことが、松本市総合体育館で4日に開かれた実行委員会の総会で報告された。募集期間を2カ月延長したが定員1万人に達しなかった。第1回の記念効果がなくなったことが主因だが、コースや制限時間の課題を指摘する声もある。

 昨年の第1回大会は受け付け開始からわずか18日間で1万人を超えた。今年は3月3日に募集を始めたが勢いがなく、4月30日までの募集期間を6月30日まで延長した。実行委事務局は、前回好調の要因を「第1回というネームバリューが大きかった」とみる。
 ただ、全国各地で開かれるマラソンの第2回大会は応募者数が定員の7~8割に落ちるとされており、実行委員長の井上保・松本商工会議所会頭は市民タイムスの取材に「9000人(9割)を超えたのは成功だと思っている。前向きに捉えている」と語った。
 応募者が定員を下回った分、参加料収入は減ることになる。実行委事務局は「サービスを落とすことなく、予算の中でやりくりしたい」としている。
 第2回大会は第1回と同じく、市総合体育館前から塩尻市を経由して信州スカイパーク陸上競技場に至るコースで行われる。コースを巡っては、ゴール付近を一度通り過ぎてからさらに10㌔以上走ることへの精神的負担感や、5時間30分という制限時間の短さが課題に挙がっている。
 友人に誘われて第1回大会に記念で出場した塩尻市大門幸町の男性会社員(41)は、別の大会を目標にしているため今年は松本マラソンに出ない。「ゴールの近くを通り過ぎてから10㌔戻ってくるうえに、地味に長い上り坂なので肉体的よりも精神的にきつい。来年コースが変わるなら出たい」と話した。
 実行委事務局は今後について、コースも制限時間も交通規制の関係で簡単に変更できないが、「これからの課題」としている。