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奥木曽湖でボート 活性化へ実証実験

 木祖村小木曽の奥木曽湖(味噌川ダム湖)で、大手自動車部品メーカー・デンソー(本社・愛知県刈谷市)の女子ボート部(三本和明監督)が合宿を行っている。木祖村が、ダムを生かした地域活性化を目指して初めて行っている「実証実験」だ。部員4人が漕艇用ボートでトレーニングに励んでいるほか、自転車やトレッキングなど、山間部を生かした練習にも取り組んでいる。

 合宿は、同ボート部が所属する工場が、村と友好自治体提携を結ぶ愛知県日進市にある縁で実現した。湖岸の正沢公園を拠点に7月26日から8月1日までの日程で行っている。
 三本監督は「暑い時期に、いかに密度のある練習を行うかに苦慮する」と言い「木祖は涼しく、標高1100㍍の準高地トレーニング地として魅力的」と太鼓判を押す。「水面も穏やかで、波に弱いボートの練習にも適している」とし「桟橋のような設備が整えば中高生のボート部の活用もできるのではないか」と奥木曽湖が秘めた可能性も指摘する。
 28日と29日は、明治安田生命のボート部(岩畔道徳部長、5人)も合流し、8人乗りのボートを使って練習した。岩畔部長は「2・5㌔の直線コースも確保でき、最低限のコンディションは整っている」とし「なにより、地域の振興に役立てることはうれしい」と話していた。
 村は「源流の里ビジョン」を進め、湖面の利用促進も狙いの一つだ。村の担当者は「練習場所として好感触を得た。実験結果を今後の取り組みにつなげたい」と話している。