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続く酷暑で街路樹ぐったり 松本では近く緊急散水

高温・干ばつの影響で葉が変色したカツラ並木(松本城東側)

 記録的な高温と干ばつの影響が松本地域の街路樹にも出始めている。松本市ではカツラの葉が変色したり枯れ落ちたりといった影響が確認されており、市は総延長約70キロの植樹帯で外部団体に散水業務を委託する緊急対応を決めた。市民や事業所などが近場の街路樹で散水に協力する「バケツ一杯散水運動」も3年ぶりに行う。周辺の自治体や関係機関でも影響を注視する動きが広がっている。

 市によると、松本城東側や市総合体育館南側の市道で少雨に弱いカツラなどに影響が出てきた。自己防衛反応で葉を落としているだけで、木が枯れたわけではないという。
 業務委託による植樹帯での散水業務は早ければ来週にも始める予定で、松本城周辺ややまびこ道路、市公設地方卸売市場前の市道などが対象になる。26日には市職員が市総合体育館南側の街路樹で緊急の散水作業を行う予定になっている。
 市は、高温や干ばつから街路樹や公園の樹木を守るため、平成14年1月に対策マニュアルを策定した。バケツ一杯散水運動の実施基準として、▽1日を通じて1ミリ以上の降雨が認められない日が連続14日以上▽降雨がない真夏日が連続10日以上▽街路樹の葉の変色-の3点のいずれかに該当する場合に行う。
 散水運動は日本列島に近づいている台風12号の動きや影響を見ながら、市ホームページや町会、関係団体を通じて来週にも市民や事業所などに協力を呼びかける考えだ。屋外の活動になるため、市維持課は「水分を補給するなど命を守る措置をしてから、協力いただける範囲でお願いしたい」としている。
 県道などを管理する県松本建設事務所は週1回のパトロールを行っており、高温・干ばつの影響を重点的に見るようにしている。維持管理課は「植物にとって過酷な状況だと認識している。街路樹に元気がないとか危ないとかいった状況があれば何らかの対処をしたい」と警戒する。
 25日時点で安曇野市や塩尻市では街路樹への影響は確認されていない。安曇野市建設課は「市民などから対策の要望があれば、現場を確認した上で対応する」としている。