政治・経済

大手駐車場来月19日まで

 松本市は、松本城観光の拠点の一つになっている大手2の市営立体駐車場・松本城大手門駐車場の北棟(222台収容)を、8月19日の営業を最後に閉場する。市立博物館(丸の内)の移転新築先になっており、9月から本格的な解体工事を予定している。平時の駐車需要は市道を挟んで向かい側にある南棟で賄える見通しだ。

 北棟は鉄骨・一部鉄筋コンクリート造の4階建てで、平成3年から4年にかけて建設された。松本城まで徒歩3分の立地にあり、中町通りや縄手通り、時計博物館、市役所大手事務所といった主要な観光地や公共施設を訪れるのに便利で、29年度は約5万5000台の利用があった。
 解体に当たり、8月上旬には仮囲いや足場の設置が始まる。9月から内部の解体工事が行われ、11月から12月にかけて上屋が解体される予定だ。北棟に隣接する、主に観光バスが利用する平面式駐車場は11月にも解体作業が始まり、来年1月から2月上旬にかけてコンクリート舗装の解体が行われる。全体の工期は3月15日までの予定となっている。
 北棟がなくなる分の駐車需要は南棟(一般利用251台、定期利用186台)で賄える見込みだが、ゴールデンウイークやイベント時の需要期が課題になる。市商工課は「他の駐車場を案内して混乱が生じないようにしたい」としている。
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 市は解体準備に合わせ、観光客や市民らに無料で自転車を貸し出している公共レンタサイクル「すいすいタウン」のうち、北棟での貸し出しを今月29日午後5時で終了する。北棟に配備している自転車10台は松本駅北自転車駐車場に移す。すいすいタウンは松本駅周辺の拠点で利用頻度が高く、北棟は全体の5%程度だという。
 北棟で借りたいという問い合わせがあった場合、市交通安全・都市交通課は「(貸し出し施設の)時計博物館や市立博物館を案内する」としている。