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山形村観光協会がソバ生産体制強化 2大イベントで新そば提供

山形村上大池で栽培される夏ソバ

 山形村観光協会はこの夏、村内で夏に収穫する「夏ソバ」を育てている。松本城公園を主会場にして10月に開かれ、協会を含む実行委員会が「信州山形村やまっちそば」を出店する信州・松本そば祭りや、11月に村内で開く道祖神と新そば祭りで出すそばの原料の全量を村産の新ソバにしようと、前年までより生産体制を強化した。

 上大池など4カ所に計50アールの畑を借りて、村外の業者に生産を任せている。2カ所の20アールで生産していた昨年までと比べ、得られるそば粉の量は3倍近い310キロほどになると見込んでいる。過去の使用実績から、地元開催の「道祖神と新そば」に130キロを、「信州・松本そば」に180キロを配分する考えだ。
 「道祖神と新そば」では従来も、村産ソバを使っていた。一方、開催時期が早い「信州・松本そば」は天候によっては栽培に遅れが出たり、委託業者も繁忙期で手が回らなかったりする恐れがあるため、前年のソバを使ってきた。今年のやり方なら、二つの大イベントでの材料を、地元産の新ソバで統一できる。
 さらに、夏ソバだけでなく、10月下旬に収穫する別品種の秋ソバを同じ畑で作る二期作も行う計画だ。夏ソバとほぼ同じ収穫量を見込み、村内の店に販売する。
 必要な農業用機械の調達や人員確保などの課題はあるが、将来は観光協会としての本格的なソバ栽培が考えられる。村内には、自前のソバを作りたいと考えている店がある。協会は「二つのそば祭りで、一番おいしいそばを食べてもらいたい。日常的に使うものを含め、地場産のそばを地元の店で食べられるのは特長になる」と説明している。