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御嶽海が初優勝 県出身力士で初 大相撲名古屋場所で

取組後、宿舎に戻った御嶽海は、出迎えた出羽海親方らと万歳をして初優勝を喜んだ(21日午後7時10分ころ、愛知県犬山市の出羽海部屋宿舎で)

 大相撲名古屋場所(ドルフィンズアリーナ)14日目の21日、上松町出身で西関脇の御嶽海久司(25)=本名・大道久司、出羽海部屋=は、東前頭13枚目・栃煌山(春日野部屋)を寄り切りで下して13勝1敗とし、初の幕内優勝を決めた。県内出身力士が賜杯を手にするのは、優勝制度が定められた明治42(1909)年以降で初めてとなる。

 御嶽海は今場所、初日から11連勝して優勝争いを引っ張った。14日目を1敗で迎え、後を追う力士が3敗しているため、勝てば千秋楽を待たずに優勝となる栃煌山との対戦を四つ相撲で制した。優勝を決めた直後のインタビューで御嶽海は、目頭を押さえ、おえつをこらえながら「緊張した15日間だった。何とか勝てました」と絞り出した。
 平成27年11月場所の新入幕から17場所目での優勝で、初土俵を踏んだ27年3月場所からだと21場所目となる。御嶽海は「短い期間で優勝に導いてくれた」と部屋の関係者らに感謝し、「部屋を盛り上げていきたかった。うれしい」とほっとした表情を浮かべた。
 多くの横綱や大関を輩出した名門・出羽海部屋から優勝力士が誕生するのは、昭和55年1月場所の横綱・三重ノ海以来38年ぶりだ。
 千秋楽の22日は西前頭9枚目・豊山(時津風部屋)と対戦する。表彰式の後、優勝パレードがあり、名古屋市内のホテルで祝賀会が開かれる。