教育・子育て

塩尻でちびっこ哲学スタート

 幼児や児童が哲学に親しむワークショップ「ちびてつ(ちびっこ哲学)」が21日、塩尻市市民交流センター・えんぱーくで開講した。第6期の本年度は初めて小学校高学年まで対象年齢が広げられた。年中園児~小学5年生の16人が来年3月まで、全9回を通して「考える遊び」を楽しむ。

 信州大学の「考えるゼミ」の履修生有志が案内役となり、毎回のお題に沿って子供たちの考える力を引き出す。初回は学生たちが用意したオリジナルの寸劇「おしゃ君の一日」を手掛かりに「好き」について考えた。
 主人公の「おしゃ君」はテレビアニメや卵焼き、友達やクッキーが好きだ。子供たちはおしゃ君に倣って好きな色や動物、食べ物を話し合い、なぜ好きなのか、嫌いなものとの違いは何かを考えた。学生たちは「答えのない疑問を考えるのが哲学。自由に考え、話し合おう」と呼び掛けていた。
 豊かな感性や発想力がいつまでも色あせることのないよう「考えるゼミ」の有路憲一准教授や学生が企画・運営し、市交流支援課が主催する。同課の山崎浩明課長は「家庭や地域、学校にも哲学を持ち帰り、周囲の大勢に考える大切さを波及させてくれたら」と期待していた。