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高ボッチ線通行再開 塩尻市把握せず 東山ルート 行楽客の足に支障

 6月下旬以降の大雨被害に伴う道路工事で通行止めが続いていた、塩尻市郊外の高ボッチ高原に上る主要道路の市道高ボッチ線東山ルートで、施工業者が13日夕方に通行止めを解除していたことを市が把握していなかったことが、17日に分かった。14~16日の3連休に広報を行わなかったため、通行止めを知っていた市民らが東山ルートを利用できず、道幅の狭い松本市境の崖の湯ルートで上る不便を被った。

 市建設課によると、東山ルートは6月25日に通行止めとなり、今月初旬の大雨でさらに被害が出たため、工期が13日から20日に延長されていた。施工業者がこの連休に間に合うように工事を早期に完了させ、通行止めを解除したものの、市に報告していなかった。
 東山ルートが通行止めの間は、崖の湯ルートのみ利用可能になっていた。このため、市生活環境課は16日に開いた高ボッチ高原の自然保護イベントで、行きの無料の送迎バスを崖の湯ルートで運行した。ところが多くの観光客が東山ルートで上ってきていて、開通していることが分かり、帰りは東山ルートを使った。市のホームページで通行止めの情報を知っていた市民らが、崖の湯ルートから上る不便を強いられる結果になった。
 市は17日に東山ルートの通行止め解除の情報をホームページで発表するとともに、業者に注意した。通行止め解除は本来、市が工事の完了とルート全体の安全確認後に行うもので、上條宏幸建設課長は「迷惑をかけて申し訳ない。業者が観光客のために工事を早く仕上げてくれただけに残念。今後は業者との連絡を密にし、再発防止を図りたい」と話している。