教育・子育て

松本市が理工系目指す若者支援

 松本市は本年度、科学・技術の理工系分野に積極的に関わろうとする、若者や子供を後押しする事業を展開している。同分野への進出が少ないとされる女子学生を主な対象に、国などが主催するイベント参加への補助金交付や小中学生向け講座を企画している。

 市内在住の中学校以上の女子学生に、公的機関が催す理工系イベントの参加費の一部を補助金として交付する。7月14日~8月31日の「夏のリコチャレ2018」(内閣府、文部科学省、経団連共催)では、全国各地で仕事体験や女性技術者・研究者との交流が企画される。補助額は交通費や宿泊費、研修参加費の合計額から市が下限とする1万5000円を引いた残額の2分の1(上限2万5000円)で、必ず申請前に事前相談や確認をする。
 「科学館」として再整備の構想がある市教育文化センターでは、市女性センターと共同で、小中学生向けに紫外線で固まる性質の樹脂「UVレジン」について学びながらアクセサリーを作る教室も8月8日に企画している。
 内閣府によると、日本の研究者に占める女性の割合は15・3%(平成28年3月末)で先進国では最も低い。市男女共同参画計画・女性活躍推進計画(同30~34年度)では、理工系分野に興味を持つ女子学生向けの事業の推進も掲げる。市人権・男女共生課は「理工系に関心を寄せるきっかけとなり、将来の男女共同参画の社会基盤作りにつながれば」と話す。