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池田の課題模索、解決へ若者始動 大学生中心にプロジェクトチーム

町内の調査結果を報告し合う学生たち

 県内の大学生や若い世代が、若者の視点を生かして池田町の課題を探り、解決につなげる取り組み「池田つむぐプロジェクト」が6月30日、町内で始まった。町の魅力を紹介するフリーペーパーを発行する学生が、より魅力的なまちづくりをしたいと、町内の20~30代の若者に声を掛けてプロジェクトチームをつくり企画した。信州大学や長野大学の学生を中心に約40人が3年計画で、町のさまざまな問題を洗い出し、解決策を実践する。

 プロジェクトの初回が、1泊2日の日程で開かれた。学生や町内外の若者計32人が徒歩と車の2班に分かれて町内を巡り、魅力と課題を調査した。
 2日目に町シェアベースにぎわいで調査報告をした。学生からは「観光の旗印にする『ハーブ』や『てるてる坊主』といったキーワードが目に見えてPRされてない」「細長い地形を生かした事業を展開したらどうか」などの意見が出された。
 信州大学人文学部1年の堀越美鈴さん(18)は「ハーブ園や改修した空き家など資源や素材が豊富にある一方でPRの仕方が弱く、もったいない。広告塔になるようなシンボルを作るのはどうか」と述べた。
 調査報告を基に、課題を「商店街とまちなか活性化」「空き家と移住定住」「子育て支援と少子化」「観光とまちづくり」「限界集落」「情報発信」の6項目に分けた。今後は8月と12月に町内に集まり、課題を分析する。12月は住民を招いて活動報告会も開く。
 プロジェクトは、本年度に調査と現状把握、来年度に解決策の計画、その翌年に解決策を実践する。行政と企業、住民の橋渡し役も担う。両大学の教授や助教、県や町の職員、議員らもアドバイザーとして参加する。発起人代表の伊藤将人さん(22)=長野大学4年、会染=は「次世代を担う若者ならではの視点、町外からの視点で町を捉え、授業での学びを生かしながら課題解決を実施したい」と話している。

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