教育・子育て

児童の英語授業を公開 安曇野 指導力向上へ

 安曇野市内の小学校全10校で、市教育委員会が本年度初めて設けた英語の授業参観日「イングリッシュ・デイ」が順次実施されている。3~6年生の各クラスが必ず1時間は英語の授業をする日で、校内や近隣小中学校の教師のほか、保護者や地域住民も自由に見学できる。英語が教科になる2年後に向けて、参観者の意見を取り入れながら指導力向上を目指すのが狙いだ。

 外国語教育に力を入れる市教委は移行期間1年目に当たる本年度から、2年後の学習指導要領に倣った授業時間(3・4年生は週1時間、5・6年生は週2時間)を確保している。「デイ」は6月から来年1月にかけて豊科南小が2日間、他9校が1日間実施する。
 穂高北小でこのほどイングリッシュ・デイがあった。各クラスの担任がアルファベットのおさらいに歌や手遊びを取り入れたり、教材にカードや写真を使ったりと工夫して授業を進めていた。
 6年1組(川村富美教諭、33人)の授業は当番児童の「レッツ・スタート・イングリッシュクラス」の号令で始まった。児童たちは眼鏡やバット、机などが写る写真を見て、その位置関係を表す前置詞(on/in/by/under)のうちどれが適当かと、英語で問題を出し合いながら考えた。
 英語で「眼鏡はどこ?」と尋ねると「机の上(On the desk)」「バットの隣(By the Bat)」とさまざまな回答があり、川村教諭は「一つの物の位置を表すにも、いろいろな見方があるね。どれも正解です。Good job!」と子供たちを褒めた。平林遥翔君(11)は「英語の授業は楽しい。外国の人と話せるようになりたい」と笑顔を見せていた。
 市教委の担当者は「英語の教科化には、保護者や地域の方も不明な点が多いと思う。授業を見て、一緒に英語教育について考えてほしい」と呼び掛けている。