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連日の大雨 木曽川で氾濫危険水位を超える 郡内で723人が一時避難

増水した木曽町市街地の木曽川。午前2時から3時にかけて氾濫危険水位を超えた(6日午前4時半ころ、木曽町福島)

 4日朝から降り続く記録的な大雨で、木曽郡内を流れる木曽川は6日未明、下流の観測点で氾濫前の目安としては最も高い氾濫危険水位を超えた。5日夜から6日未明にかけて、郡南部の4町村が川沿いの集落などを対象に避難勧告を発令し、最大723人が避難所に身を寄せた。雨は勢いの弱まる時間もあったがなかなか降りやまず、住民は不安を抱えつつまた夜を迎えた。

 木曽川は木曽町、上松町、南木曽町の観測点で氾濫危険水位を超え、木曽、上松、南木曽、大桑の各町村が計1370世帯に避難勧告を発令した。水位低下を受け南木曽町を除く3町村は午後1時半までに勧告を解除した。
 上松町荻原では、養護老人ホーム・木曽寮近くの斜面が幅10メートル、高さ70メートルにわたって崩れ、周辺の8世帯13人が自主避難した。斜面下の町道をふさいだ土砂の除去は済んだものの、崩落現場真上に住む2世帯3人は危険を避けるため、6日夜も町総合福祉センターで過ごすことになった。応急対策のため、10日以上避難が必要となる可能性もあるという。
 木祖村薮原の国道19号は連続雨量が170ミリの基準値に達し、約1キロ区間が午前0時50分から7時間半余り通行止めとなった。JR中央西線は中津川―塩尻間が終日運休した。木祖村を除く郡内5町村で小中学校が全て休校し、木曽青峰、蘇南の2高校も休校した。
 木曽町の市街地では臨時休業する店も見られた。福島のコンビニには通常通り品物が入ったが、午前3時の避難勧告発令で未明から動いた人が多かった影響か食料品がいつもより売れ、昼すぎにはパン類の棚からほとんど品物がなくなった。