教育・子育て

2018.7.21 みすず野

 初優勝が懸かる御嶽海が「大関の意地」をはねのけた。昨日13日目の豪栄道戦である。大関の左前みつ狙いに体を反応させた。三役で初の2桁勝利を目指して臨んだ場所前、初日から11連勝の快進撃を予想できただろうか◆「自分の形になったら機を逃さず前へ出る」。今場所の御嶽海の相撲をテレビの解説者がこう評していた。高安戦は惜しかった。低く頭をつけ、まわしを取らせず、出し投げで崩してすかさず前へ出た。入幕当時に「組まれたら勝てない」「まわしは無いと思え」と言われたことを考えると長足の進歩である◆大相撲の優勝制度が定まったのは明治42(1909)年、両国の回向院境内に旧国技館が建てられてからという。109年の歴史に県内力士の名は一人も刻まれていない。ネット上には、江戸時代に天下無双を誇った現・東御市出身の雷電が最後に優勝相当の成績を残した本場所を文化7(1810)年として「208年ぶり」とのつぶやきもあった◆きょう栃煌山戦に賜杯の重圧がかかる。一番に集中し自分の相撲を取り切ってほしい。暑い日が続いているが、熱い土俵に郷土の相撲ファンの視線が注がれる。