連載・特集

2018.7.20 みすず野

 長野県の人口(1月1日現在)は、208万1175人である。1年前に比べ1万3582人減った。率にして0・65%だが、この数字は結構大きい。東北各県が宮城以外、1%を超える大幅減少で、高知、和歌山、山口、徳島、長崎、新潟と続く◆0・65%は北海道、群馬、三重、奈良と並ぶ。一方、人口が増えたのは東京、埼玉、千葉、神奈川の首都圏と、愛知、沖縄のみ。東京一局集中が進む。信州は全国トップクラスの「長寿県」であり、自然が豊かで、イメージの良い県だが、この人口減少はいかんともしがたい。超高齢化、人口減を見越した計画、施策がいっそう求められる◆知事選が告示された。現職の阿部守一さんと、新人の金井忠一さんによる一騎打ち。阿部県政2期8年をどう評価し、継続か、転換するかだが、それぞれの主張に耳を傾けたい。阿部さんは「持続可能な共生社会の実現」を唱え、学びなどの整備に力を注ぐと訴える◆金井さんは「大型事業を検証し、暮らしを支える施策に変える」とし、子ども医療費の完全無料化などを掲げる。「え!? 知事選なの」の声も聞かれるなか、まずは関心を持とう。