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南木曽小4年生 砂防の役割学ぶ

南木曽町の南木曽小学校4年生が29日、学校近くを流れる梨子沢で「砂防教室」を受けた。砂防堰堤を間近に望む場所で、土砂災害の発生メカニズムや砂防事業の役割を学んだ。国土交通省多治見砂防国道事務所(岐阜県多治見市)と、関係業者でつくる同事務所工事安全協議会上松支部が、土砂災害防止月間の一環として昨年に続いて企画した。

 土石流の様子を捉えた映像を見た子供たちは「うわー」「すごい大きな石が転がっている」と、すさまじい勢いに驚いていた。宮良一輝君(9)は「怖かった」と話し「沢から横の方に逃げるんだ」と、教わったばかりの避難の仕方を確認していた。建設機械や高所作業車にも試乗した。
 梨子沢では平成26年7月、土石流が発生し中学生1人が犠牲となった。4年生は当時まだ園児で、災害をよく知らない子供も少なくないという。指導役を務めた同事務所上松出張所長の澤田宗也さん(46)は「木曽の子供は土砂災害と向き合って生きていかなくてはならない」と話し「身近な場所で災害が発生したことを知り、自分の体を自分で守る意識を持ってほしい」と願っていた。