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木曽の池上達雄さん 特用林産の振興に尽力

 長年、キノコ類や木炭といった「特用林産」の振興に尽力したとして、木曽町開田高原西野のシイタケ栽培農家・池上達雄さん(66)が、日本特用林産振興会から表彰された。40余年にわたって、原木の養分と水だけで栽培する「原木栽培」に取り組み、高品質なシイタケの生産を続けた。28日に池上さんの自宅で伝達式があり、県木曽地域振興局林務課の小田切昌彦課長が表彰状を手渡した。

 池上さんは京都府出身で、開田高原の自然環境に引かれて昭和49年に移住し、翌50年からシイタケの栽培を始めた。標高1200㍍を超える高地での栽培は珍しい。年間平均気温7度と厳しい気象条件の中、きめ細かな管理を行って高品質なシイタケを栽培し、平成22年と同27年の全農乾椎茸品評会では、最高賞の「農林水産大臣賞」を受賞した。
 池上さんは「これまでに何度も挫折しかけた。長年、続けてきたことが認められたのはありがたい」と喜び、「妻の支えなしにはできなかった」と、二人三脚で歩んできた妻・久二子さん(65)に感謝している。
 東京都内で5月末に開かれた振興会の総会で表彰式があり、池上さんを含め、全国の17人が表彰された。