スポーツ

信大馬術部が4年連続で全国大会出場

 信州大学馬術部は、中部学生馬術選手権大会で男女そろって準優勝を果たし、部として4年連続となる全日本学生馬術選手権大会への出場を決めた。所有馬が少なく一人当たりの練習時間が限られる上、競技歴の浅い選手ばかりという不利な条件の中で健闘しており、支援を受けるOBや関係者に感謝しながら練習に熱を入れている。

 主将の理学部3年・岩田崚平さん(20)が第90回全日本学生馬術選手権大会に、農学部4年・岩楯風見さん(23)が第54回全日本学生馬術女子選手権大会にそれぞれ出場する。いずれも11月下旬に愛知県で開かれる。
 中部大会は6月中旬に愛知県内で開催された。予選以外は各大学の提供馬から抽選で決まる共通の「貸与馬」で決められた経路を進む馬場種目を中心に技量を競い、決勝では障害種目も加わった。信大の馬が当たった岩田さんは「信用できる馬」のため無理な指示をしなかったことが勝因となったという。岩楯さんは昨年乗りこなせずに敗退した馬と再び組み、馬の個性に合わせて好成績を収めた。
 信大馬術部は約30人が所属し、松本市馬術競技場(今井)を拠点に毎朝5時半から練習している。4頭の馬の厩舎清掃や調教・健康管理を含め2時間半ほど活動し、各キャンパスの学生も車で通う。えさ代は、各地の馬術大会で補助員のアルバイトなどをして部員らがまかなっている。
 多くの選手に馬術歴がある他大学と異なり、信大は入学後に始めた学生ばかりで技術的経験値に差があるのが現状だが、ボランティアの指導者やOBの全面的な協力で補ってきた。日常的に指導する県馬術連盟顧問の鶴田哲也さん(75)=松本市入山辺=は「馬の負担を考え短時間に集中して練習している。気持ちで負けないよう頑張ってほしい」とエールを送る。
 岩楯さんは「周りの人に恵まれ、中部大会のサポートも手厚くしてもらった。(準優勝は)間違いなく自分一人の力ではない」と感謝し「11月まで無駄にならない練習をしていきたい」と力を込める。これまでの先輩たちは全日本を初戦で敗退しており、2人ともその壁を突破することが目標だ。