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ブドウ畑で若者就労支援 塩尻・ジョイフルの利用者作業

 大手ワインメーカー・メルシャンの関連会社が栽培する同市片丘のブドウ畑で26日、引きこもりや不登校だった若者の自立支援をしている塩尻市広丘原新田のNPO法人・ジョイフルの利用者が農作業をする取り組みが始まった。作業の人手不足解消と、若者の就労支援につなげる狙いがあり、市の仲介で実現した。

 初日は利用者2人が指導員と共に、炎天の下で5時間近く作業した。メルシャンヴィティコール塩尻の勝野泰朗社長が「幼木の時は、養分と水分を雑草に取られないようにすることが大切」と説明し、利用者は黙々と手を動かしていた。
 今後は月に1~2回程度、一度に3~4人(指導員含む)が畑で作業する。ジョイフルにはこれまで、農業に関する就業支援のメニューがなく、大町市の20代男性は「指にマメができそうな感覚になった」と話していた。
 ジョイフルの横山久美理事長は「作業一つ一つのする意味を教えてくれ、ありがたい」と話し、勝野社長は「求め以上にきれいにやってもらっている」と感心していた。