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中信塩尻岳風会50年で記念の吟道大会

 塩尻市を中心に松本地方の詩吟愛好家でつくる中信塩尻岳風会(征矢野岳酉会長)は24日、同市大門一番町の中信会館で創立50周年記念大会を開いた。昭和43年の創立以来、代々の会員たちが古今東西の詩歌に節をつけ、情感を込めて表現してきた。会員ら約70人が出席し、吟道を通じた交流や人格形成の歩みを振り返りながら文化の継承を願った。

 太田水穂や良寛、李白ら国内外の歌人文人の歌のほか、全国短歌フォーラムin塩尻で入賞した子供たちの短歌を高らかに吟じた。会場には日本詩吟学院の創設者・木村岳風の遺影を掲げ、会詩を全員で吟ずる大合吟、昨年80歳を迎えた会員による福寿吟も行った。会詩作者の松島岳遥さんが語りを、大会実行委員長の平林翼岳さんが映像を担当した「中信塩尻岳風会賛歌」が壮大に上映されフィナーレを飾った。
 同会は吟道の松本支部から独立する形で発足した。ピーク時に500人を数えた会員は高齢化や趣味の多様化を背景に減少したが、現在も約150人が活動する。征矢野会長は「0年に一度の機会を再起の会とし、会員増強を図りながら次代につなげたい」と話していた。