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松本神社で初の朝市 買い物弱者向けに

 松本市の松本城北側に位置する鷹匠町、丸ノ内、大柳町、北馬場の4町会は24日、松本神社の境内で野菜などを販売する朝市「ようこく市」を開いた。地域にスーパーマーケットがないことから買い物弱者対策として初めて企画し、今井地区と四賀地区の生産者が季節の野菜や加工品を販売した。

 境内には農産物を販売するためのテントが設けられ、午前9時の開始時刻には地域住民ら約100人が訪れた。玉ネギやリンゴジュース、卵などの販売があり、訪れた細萱尚子さん(75)=開智1=は「新鮮な食品が手ごろな価格で手に入った」と喜んでいた。
 松本神社に祭られている松本藩の姫君「陽谷姫」からようこく市と名付け、買い物に来た高齢者が交流する「お茶スペース」も設けた。自宅に商品を持ち帰ることが困難な高齢者に対応し、住民ボランティアが配送に応じた。
 朝市は7月22日午前9時からも試験的に実施し、定例化を図る。大手公民館、中央地区福祉互助会が共催し、高齢者が住み慣れた地域で暮らし続ける「地域包括ケア体制」の構築も目指している。
 朝市の準備を進めた中央地区福祉推進員の小笠原友信さん(69)は「地域の高齢化が進み、買い物弱者対策が急務となっている。ニーズを把握し、必要であれば定期化したい」と話していた。