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安曇野のシェアサイクル 駐輪場 穂高の3カ所に

 安曇野市観光協会が今夏に始める「シェアサイクル」の実証実験で、観光客が自転車を借りたり返却したりできる駐輪場「ポート」が、穂高地域の3カ所に設けられることが21日、分かった。JR穂高駅前(穂高)と旅館山のたこ平(穂高有明)、農産物直売所・ビフ穂高と温泉入浴施設・安曇野しゃくなげの湯との間(同)に設ける。実験は8月に始める予定で、オフロード(未舗装路)でも走行できる車種の20台をリースで導入する。

 協会に補助金を交付する市が、同日の市議会6月定例会経済建設委員会で説明した。協会は本年度、県の地域発元気づくり支援金も得て10月まで実証実験を行う。
 シェアサイクルは、自転車を借りた場所へ返す必要がなく、最寄りのポートへ返却すればいい。市内に点在する観光スポットをのんびりと巡りたい観光客に利用してもらい、滞在型観光を推進する。
 実証実験ではまず、穂高神社や美術館、温泉施設、ギャラリーなどが集中する穂高地域を実施エリアとした。ポートの設置箇所は、屋根のある既存の場所を活用した。
 利用者はスマートフォンやパソコンで事前に登録する。ポートに行って開錠すれば、自転車を有料で借りられる。料金は1日貸し切りや1時間ごとで設定する予定だ。
 自転車は、坂道でも楽に進める「電動アシスト自転車」を導入する。市内西部の山麓エリアは未舗装路が多いため、オフロード対応の車種とした。GPS(衛星利用測位システム)機能付きで、利用者の移動経路も調べる。
 1カ所のポートに自転車が集中しないように分散させたり、バッテリーに充電したりする作業は、穂高駅前でレンタサイクルを手掛ける2店に依頼する。
 実証実験は3年間は継続し、利用状況を見ながらポートの場所を増やすかどうか検討する。